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マルケスが今季5回目のポールポジション! MotoGP 2013年 第12戦イギリスグランプリ予選速報 [Moto2]

今日の日本時間22時半過ぎ、2013年第12戦イギリスグランプリのMotoGPクラスの予選(2回目)セッションがスタートした。予選1回目からの勝ちあがり組はブラッドリー・スミスとアレックス・エスパロガロ。

しかしアレックス・エスパロガロは予選1回目で大きくハイサイド転倒。そこにバイクがかぶさってくる危険な転倒だった。これでエスパロガロはメディカルセンターでチェックを受け予選2回目は欠場。

さて、予選2回目のセッション開始直後、ホルヘ・ロレンソの一回目のアタック。
タイムは2:01:497 
一回目のアタックからケイシー・ストーナーが持つ予選のサーキットレコードを更新。

しかし、その直後。 マルク・マルケスが2:01:297であっさりとロレンソのタイムを抜いてトップに立つ。 しかもこの週の最終コーナー。 高速コーナーでマルケスはインの縁石にタイヤを乗り上げ体勢をくずしながら、すべるマシンを立て直しながらのタイムだ。
ていうか、はっきりいってインにガードレールが迫っている中でインにマシンが向いた瞬間、見ていて「やべえ!あぶねえ」と思った。本当におっかねえ。

ただ、ロレンソは次の周回で2:01:217でトップを取り返す。
今朝のフリー走行3回目のセッションで大クラッシュを2回も演じたカル・クラッチローが2:01:663を叩き出す。体も痛いだろうに本当にタフさが半端ないライダーだな・・・

残り6分で各車タイヤ交換にピットに戻る。
この時点でトップがロレンソ、2位にマルケス、3位にダニ・ペドロサ、4位にクラッチロー。ロッシは8番手に入った。

残り5分きって各車アタックを再開した。

残り3分。ロレンソにスイッチが入った。テレビの前で見ていてもスイッチが入ったのがわかるくらい走りが変わった。コーナーをハンパないスピードでクリアしていく。
きれいなコーナリングフォームで複合コーナーをきれいにクリア。
最終コーナーもきれいに立ち上がっていく。

コントロールラインを通る。
タイムは 2:00:819
やばい速い。 特にセクター2とセクター3が速い。

しかし、マルケスが来た。
入っている。。。こちらも完全にスイッチが入っている。
ロレンソとは全く走り方が違うがスイッチが入っている。マシンを右に左に倒しながら、マシンを滑らせながら鬼気迫る走りを見せる。
完全にキレているはしり。 なんとなく昔F1を走っていた頃の片山右京の「キレて走る」で有名ななかば無謀な走りを思い出した。でも転倒しないのがマルケス!

綱渡りをするような走りでコーナーをクリアしていき、コントロールラインを通過。
タイムは2:00:691
ポールポジションを確実なものにした。

この時点で1位マルケス、つづいて2位ペドロサ、3位クラッチロー、4位ペドロサ。
しかし最終周回、ブラドルが4位に入る。これでペドロサは5位からのスタートとなった。

トップ5は以下の通り
1位 マルク・マルケス 2:00:691
2位 ホルヘ・ロレンソ 2:00:819
3位 カル・クラッチロー 2:01:415
4位 ステファン・ブラドル 2:01:585
5位 ダニ・ペドロサ 2:01:624

6位以下は2分02秒以上かかっているから、決勝は上記5名はスピードが有りそうだ。
なかでもタイムが表すとおり、マルケスとロレンソの速さが二人だけ抜けている。
クラッチローは朝転倒しながらこの位置っていうのはほんとうにハンパない。

◆明日のレースの見どころ
明日はスタートから面白いレースとなりそうだ。
おそらくはレーススタート直後ののっけから速いロレンソがスタートから飛び出すだろう。それをマルケスが追いかけて、徐々に追い詰めてレース終盤がどうなるか、というのが予想されるレース展開となるだろう。それをかき混ぜる要素としてペドロサのロケットスタートが決まってホールショットでもとれば面白いレース展開となりそう。

あと忘れてはならないのはカル・クラッチローが地元で意地のライディングを見せるのは間違いない。
もちろんマルケスの史上最年少5連勝記録の更新があるかどうかも見どころだ。

高速サーキットでの明日のレース、熱いバトルが楽しみだ。
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マルク・マルケスの史上最年少5連勝はあるか? MotoGP 2013年 第12戦イギリスグランプリ見どころ [MotoGP]

今週末MotoGPの2013年 第12戦がイギリスのシルバーストーンサーキットで開催される。いまちょうど最終フリープラクティスが終わったので見どころをまとめてみた。

◆MotoGPクラス
フリープラクティスはマルク・マルケスが一番時計を記録。フリー走行総合1位となる。
ここ、シルバーストーンでも好調を維持しているようだ。
フリー走行総合2位にホルヘ・ロレンソ、総合3位にステファン・ブラドルが入る。
ポイントランキング2位のペドロサはフリー走行総合10位に沈む。

今回のグランプリの見どころだが、やはりロレンソ、ペドロサがマルケスの快進撃を止めることが出来るかどうか、というところだろう。インディアナポリスでもチェコでもマルケスと真っ向勝負をして負けたロレンソとペドロサの意地をみたい。

また、地元のカル・クラッチローの走りにも注目だ。
前戦チェコでも転倒こそしたが予選まで好調だったクラッチロー。
地元イギリスGPに向けてしっかりと照準を合わせてきていることは間違いない。
フリープラクティスでは気合いが入りすぎたのか2度の転倒を喫しフリー走行総合で8番手のタイムだったが、予選での巻き返しに期待したい。

なお、もし今回マルク・マルケスが5連勝となれば当然また史上最年少記録を更新する。
現在の記録保持者はMotoGPのレジェンド、マイク・ヘイルウッドが1962年にうちたてた22歳と160日という記録を20歳半の若者が大きく記録更新することとなる。

なお、6連勝以上となると、記録自体が少ない。
1968年-69年のジャコモ・アゴスチーニによる20連勝というすごい記録があるが、その次に並ぶのは1958-60年のジョン・サーティースによる11連勝、1994年のミック・ドゥーハンによる6連勝。以上である。

◆Moto2クラス
Moto2の見どころは何と言っても中上貴晶の活躍だ。

2戦連続2位表彰台を獲得している絶好調の中上貴晶。
名実ともにトップライダーの仲間入りしたといっていいだろう。

あと欲しいものは最高の結果である。
今週末は1位でチェッカーを受けるところを見たい。

フリー走行総合ではヨハン・ザルコ、スコットレディングに続く3番手を獲得。
始まる予選でどのような活躍を見せてくれるか期待だ。

◆Moto3クラス
ランキング2位のマーべリック・ビニャーレスがフリー走行総合1位を獲得。
調子を上げているアレックス・マルケスはフリー走行総合4位。成長まっさかりの17歳は絶好調の兄に刺激を受けているはず。予選も頑張ってほしい。
唯一の日本人、渡辺陽向はフリー走行総合27番手となった。

イギリスグランプリ予選はMoto3クラスから、間もなく始まる。

バウティスタはシーズン後半戦に強い。実力を見せてくれ:MotoGP [MotoGP]

MotoGPのライダー、アルバロ・バウティスタ。
この間のチェコグランプリで予選2位を獲得していたので、正直かなり期待しておりました。
だって、ダニ・ペドロサとマルク・マルケスのワークスコンビをさしおいてサテライトチームが予選2位を獲得するなんて。とってもすごいことだもの。去年もバウティスタは後半戦に強かった印象があったので、いやいやこれは・・・
けっこういい勝負を見せてくれるのでは?? ということで期待しておりました。

なのにだのに・・・スタート失敗

タートでミスって順位を落とし、インディアナポリスの時と同様、バレンティーノ・ロッシとカル・クラッチローと4位争いをすることになります。

クラッチローの転倒のあとは終始ロッシといい勝負をしていましたねー!
イタリアの一件があっただけに見ているこちらはひやひやしたけどね。
(今シーズン、イタリアGP、ロッシの地元ムジェロサーキットで、一周目にロッシと接触。両者リタイアとなった。ロッシの地元ということもあって観客からは大ブーイングだったが、「俺は悪くない!あいつがぶつかってきたのさ!」というアピールのしぐさがテレビにうつされイタリアのファンの怒りを大いに買った。)

まぁ、上位フィニッシュ出来て良かった。

このバウティスタ選手。スペインではペドロサやロレンソより人気があってアニメのキャラクターになったりしているらしいんだけど、さすがにそこまでの魅力は僕には分からん。子供っぽい見た目とアグレッシブな走りのギャップが良いということらしいんだけど、それを言うとマルク・マルケスのほうがそういう要素も強いしなぁ。

まぁ、スペインの方にしか分からない良さがあるのでしょう。

でもバウティスタ選手の意外とストイックなところはすごく好きです。
実家がバイク屋で、子供のころからバイクづけの生活だったし、今でも彼女とすごす時間以外はすべてをバイクの為に人生をささげているとのこと。

こういう人、大好きです。

どうにか買って化けてほしいと思います。
後半戦に強いバウティスタ選手、応援していますよ!

(もちろんHONDAびいきだから、というのもあるんだけどね。でもワークス相手に上を行くのはかっこいいよ!)
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マルク・マルケスの弟、アレックス・マルケスに注目。Moto3 チェコグランプリダイジェスト [Moto3]

予選結果
ポールポジションはアレックス・リンス。坂田和人いわく「いまMoto3でいちばんノレているライダー」とのこと。2位はスペイン人のマーヴェリック・ビニャーレス。9戦連続表彰台にのぼっている男が今季3勝目を狙う。3位からアレクシス・マスブー。4番手から18歳のオーストラリア人、ジャック・ミラー。鎖骨を骨折している。5番手からルイス・サロム。6番手からマルク・マルケスの弟、17歳のアレックス・マルケスだ。7番グリッドからはジョナス・フォルガー。8番手からはアーサー・シッシス。9番手からベテランのエフレン・バスケス。10番グリッドからポルトガル人のミゲル・オリベイラが続く。

今回は路面温度が低いこともあり、Moto2、MotoGPともに転倒者が多かった印象。波乱のレースも予想される。Moto3クラスでは接近戦のバトルも多いことからかなり熾烈な戦いが見られそうだ。

スタートはリンスとビニャーレスが良いスタート。ホールショットはビニャーレスがとる。
1週目サロムがトップを奪取。直後アジョが転倒。イサク・ビニャーレスがスローダウン。
1位サロム、2位ビニャーレス、3位サロムという順にで1周目を終える。

2週目も激しく順位が入れ替わる。激しい抜きあいのなかでサロムが4位まで順位を落とすなか、アレックス・マルケスが順にを3位まで順位を上げる。
1位リンス、2位ビニャーレス、3位マルケスで2周目を終える。

3週目、ビニャーレスがリンスをかわす。アレックス・マルケスもサロムを抜いて2位に躍り出る。
1位ビニャーレス、2位マルケス、3位サロムで3週目を終える。

4週目、トップ3による先頭あらそい。先頭集団に8名のライダーがひしめき、激しいバトルが続く。
軽量級はこれだから面白い!
1位ビニャーレス、2位マルケス、3位サロムで4週目を終える。

5週目、マルケスがビニャーレスをかわしトップに躍り出る。

6週目、リンスがペースを上げてトップに躍り出ると、そのまま集団からの逃げを狙う。
1位リンス、2位ビニャーレス、3位マルケスで6週目を終える。

7週目、マルケスとビニャーレスはリンスに追いつき、リンスの逃げをつかまえる。
ただしこのペースアップでトップ集団が6台にしぼられる。

トップ3の激しいバトルのなか、ビニャーレス、マルケス、リンスのトップ3の順位が頻繁に変わる。
10週目、マルケスが意図的にビニャーレスを前に行かせ、後ろに着く。

後方では13台による15位争いが激しく展開。
11週目トップのペースが落ちると、先頭争いは再度8台による争いとなる。

12週目、フォルガーが動く、リンスをかわして3位に躍り出る。
が、3位もつかの間、オーダーは1位ビニャーレス、2位リンス、3位マルケスのオーダーとなる。
後方ではバルダッサーリとビンダーが接触・転倒

残り5周、サロムがペースをアップすると、先頭集団は3ワイドになりながらのバトルが加熱する。
残り2周、1位サロム、2位リンス、3位ビニャーレス、4位マルケス、5位フォルガー。
優勝はほぼこの5台による争いと言っていいだろう。団子状態でバトルが続く。

・・・激しいファイナルラップだった。
ファイナルラップを1位マルケス、2位リンス、3位サロム、4位ビニャーレス、5位フォルガーでむかえる。
まずサロムがトップに、リンスが4位に落ちる。サロムが逃げ切るか、マルケスが追いつくか?
と思いきやビニャーレスがマルケスに襲いかかる、しばらく並走したあと、4位から車速にのったリンスが追いつきスリーワイドで最終シケインにさしかかる手に汗にぎる展開。

と、そのとき、シケイン入口の一番インにフォルガーが飛び込んでいた。
次の瞬間、フォルガーはリンスとマルケスをオーバーテイクする。
ポイントリーダーのサロムがトップでチェッカーを受け、今季5勝目。
ビニャーレスはなんとか順位を守り切り2位に入った。
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中上貴晶 英語インタビューを訳してみた MotoGP チェコGP 2位獲得直後 [MotoGP]

自分ですが、日本生まれの日本育ちではあるのですが、昔から語学が得意でけっこう勉強もしてきたため、それなりに英語ができます。TOEICは900点台を持っています。
motoGPを見ていると多くの選手が英語でインタビューに応じているので、そんなとき英語を勉強してきて良かったなぁ、と思う瞬間だったりします。同時に通訳とか字幕になんか違和感を感じることも多くあるわけで、、、先週末のレース終了後の中上選手の英語がすごく上手だったのもあって、自分だったらこう訳すのに、、、みたいなのを書いてみたくなりましたのでよろしければおつきあいください。

先週末のチェコGP、Moto2で中上貴晶が2位を獲得したレース終了後のインタビューをテレビで見ていたのだが同時通訳の話す内容がうまくまとまっているものの、中上貴晶の言っていることを伝えきっていないと感じたので自分で訳してみました。一部聞き取り間違いもあるかもしれませんがだいたいあっていると思います。文法とか変なところもありますが聞こえた通りに書いています。

こちらの方が中上選手の言ったことがもう少しライブ感を持って伝わると思います。

Interviewer(インタビュアー)

Q: Takaaki, you back on the podium again two race in the row. But this race looks a little bit more difficult for you?
タカアキ、2レース連続の表彰台だけど、今回のレースはちょっと難しいレースに見えたけど?

Takaaki Nakagami(中上貴晶)

A: Ah, Yes. Yesterday I have a good feeling on the bike.
うん、そうだね。昨日はマシンのフィーリングが良かったんだけど、

But today like this, condition (is) completely different compared to yesterday.
今日は(空を指しながら)こんな風に、(天候の)コンディションが昨日とは全く違って、

And this morning I'm not good confident on the bike. I knew all the race is difficult, yeah.
今朝バイクに乗った時はあまり自信を持てない状況だったよ。 今日のレースは難しくなるって思ったよ。

In the beggining of the race, I try to go away but I saw somebody behind, so I save tyres to the end of the race.
レースの序盤は逃げ切ってしまおうとトライしたんだけど、誰かがうしろに着いてきているのが分かったので、レースの終盤に向けてタイヤを温存することにしたんだ。

But yeah, I don't have the power to overtake Kalio. But anyway, another podium, this is good so we try... a little bit disappointed, but how we...I have to... positive thing we will see in next race.
でも、まぁ、カリオを抜くだけのパワーはなかったね。でもまあ、また表彰台だから嬉しいよ。僕らはトライして、、、少し残念だけど、でも僕らはどうにか、、俺は、、、次のレースではもっと良いものを見せるよ。

といった感じかな。最後のパートは僕の聞き違いでなければ、話し言葉ならではの、途中で話をとめて言い換えて、といった感じだったので直訳すると変だけどだいたいこんな感じになると思います。

ちなみに放送では同時通訳が以下の様に訳していました。

「昨日まではマシンのセットアップは決まっていました。コンディションが変わってから少し悪くなってしまいました。残念ですけれども、2位に終わりましたけど、また次のレースがあります。今日はカリオはものすごく速かったです。マシンのセットアップがきまっていなかったのは残念ですが最終ラップまで戦えたのでよかったです。」

時間が限られている中で瞬発的にうまいまとめかたをしていて、確かにすごいのだけど、レース中盤に中上選手がわざとタイヤを温存するためにペースを落として4位走行していたあたりの真相がこの訳からだとわからなかったり、うまくまとまりすぎて、ライダーの生の声じゃない感じがしてしまいます。

こんな時、英語を勉強しておいて良かったなぁ、と感じてしまうわけです。
ライダーによってはうまく聞き取りづらかったりもするのですが、そんな時は引き続き英語の精進をしようといいモチベーションになっております。

とまぁ、こんなところで。おつきあいいただきありがとうございました。
また訳したいインタビューがあったら書こうと思います。
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中上貴晶が2位、連続表彰台:Moto2 第12戦チェコグランプリ、レースダイジェスト [MotoGP]

Moto2は日テレの放送だとあまり詳しく放送されないのでレースダイジェストを書こうと思う。

◆予選順位

中上貴晶がポールポジション、優勝を狙う。2番手はポル・エスパロガロ。この人のヘルメットは形がなんか騎士みたいでかっこいい。3番手はスペイン人のエスティブ・ラバト。最近脂にのっているライダーだ。4番手はミカ・カリオ、北欧の地、フィンランドから来たモトライダー。ドイツ人のサンドロ・コルテセが5番手からのスタート。6番手はスペイン人のヨルティ・トーレス。7番手はフランス人のヨハン・ザルコ。8番手はスイス人のトーマス・ルティ。9番手からニコラス・テロル。元軽量級のチャンピオンだ。もう一人のスイス人、エガーターは10番手からのスタート。
ポイントリーダーのイギリス人、スコット・レディングは13番手からのスタートとなる。

レディングがポイントリーダーというのも隔世の感がある。2010~11年ころ、当時レディングは18歳くらいだっただろうか。フリアン・シモン、トニ・エリアス、ステファン・ブラドル、そしてマルク・マルケスと競り合っていた頃は、表彰台争いこそできるものの、優勝はかなり遠く、その粗削りなライディングスタイルは上記のライダーたちとは一線をかくす、やんちゃなイメージがあったからだ。

◆フォーメーションラップからスタート
スタートで中上貴晶がホールショットを決める。
直後、フリアン・シモンが転倒。
エスパロガロ、エガーター、カリオ、ラバトが続く。
序盤、各車近接して様子を見合うゆっくりとした展開が続く

3週目カミロが2番手から抜け出すと中上貴晶に迫り、中上貴晶をパス。
上位陣はカリオ、中上貴晶、テロル、エスパロガロ、ルティ、レディング

6週目テロルが中上貴晶をパス。
相変わらず集団のペースが上がらない。順位の変動はあれど、各ライダーあまりプッシュをしている感じはしない。

7週目ルティが中上貴晶をパス。 中上は表彰台圏外の4位に落ちる。
8週目テロル、カリオ、ルティの3台がトップスリーを形成し、表彰台に向けて若干抜け出した。中上貴晶は少し遅れて4位につけるものの、前の3台のバトルを冷静に見ている様子。常に一定の間隔をあけてトップ3についていく。相当タイヤに余裕を持たせている印象だ。レディングはエスパロガロをパスして一時5位にアップするも10週目エスパロガロ、ザルコにパスされて7位に落ちる。

11週目中上貴晶とテロルの接近戦。オーバーテイクすると一気にテロルを突き放す。
すると13週目、トーマス・ルティの真後ろに中上貴晶がぴたりとつけるとトップ3の争いに加わり、ミカ・カリオ、トーマス・ルティとの三つ巴の戦いの様相を呈す。

16週目、モンカヨ、シュロッター、ディメッティオ3台による激しい転倒が起こる。
ディメッティオが後方マシンにひかれるような形となり、かなり心配だ。

16週目(残り4周)、テロルが中上貴晶に追いつき中上に襲いかかるも、クロスラインで3位をキープ。

残り3周、上りの11コーナーで中上貴晶がルティをパス。 来た!

ラストラップ、中上貴晶は最後までカミロに追いすがるが2位のままチェッカーを受ける。

悔しそうなしぐさでゴールラインをきる中上貴晶、次戦に期待したい。
優勝したカミロは2008年以来の優勝だ。3位にはルティが入った。

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マルケス優勝。MotoGP 第12戦チェコグランプリ、レースダイジェスト [MotoGP]

モトGP2013年の第12戦、場所はチェコグランプリ、ブルノサーキットだ。

まずは予選の結果を見てみよう。
ポールポジションはカル・クラッチロー、今期2度目のポールポジションだ。
2番グリッドにアルバロ・バウティスタ。
3番手にマルク・マルケス、最年少4連勝記録、頑張ってほしい!
2列目以後は実力者が並ぶ。
4番手、ペドロサ、5番手ロレンソの鎖骨骨折組、以下、6番手スミス、7番手にバレンティーノ・ロッシ、8番手に2年目のステファン・ブラドル。レースマイスターのドビッチオーゾが9番手、ニッキー・ヘイデンが10番手とドゥカティ勢が続く。

唯一の日本人、青山博一は22番手。
そして23番手、チェコの御曹司、カレル・アブラハム、怪我と聞いていたのだが何とか出るみたい。

いつものように静かにスタート前の時間を過ごすマルケス、かたや目を閉じておそらくはレースのイメージを固めるクラッチロー。

フォーメーションラップが終わって各車グリッドにつく。
緊張の瞬間。

ロレンソがスーパースタートを見せる、続くマルケス、そしてペドロサ。
3強が飛び出した。ロッシは5番手だ。 ロレンソがオープニングラップから飛ばすなぁ・・
マルケス、いけー!!!! ついていってくれ。

一方、マルケス以外のフロントロー組、クラッチロー、バウティスタは4番手、5番手と順位を落とす。緊張しちゃったかな・・・

1週目でロレンソが後続に1秒以上差をつける。飛ばすなぁ・・・

マルケスが3週目、レコードラップを更新、ロレンソとの差を詰める。
頑張れ!

2週目から3週目、転倒が相次ぐ。低い路面温度の影響か。

後方ではクラッチローとバウティスタが激しいドッグファイトで抜きつ抜かれつ。
その間にロッシが差を詰めてくる。この3人がからめば、前回のインディアナポリスの争いの再現となる。熱いバトルが期待できそうだ。


5週目以後、マルケスとペドロサが競り合いながらペドロサを追いかける展開に。徐々にさを詰め、三つ巴の戦いの様相を呈す。

頑張れ、マルケス。

8週目、ホンダワークスの二人、マルケスとペドロサがほぼロレンソに追い付く。
勝負が面白くなってきた。

同じ8勝目、カル・クラッチローがスリップダウン転倒。
最近好調、転倒も無かっただけに残念だ! もったいない。
ただ、もう一度マシンにまたがり、果敢に走りはじめる。
こういうところが大好きだ。

10週目ロッシがバウティスタをオーバーテイク。
今シーズン、ロッシの故郷、イタリアで接触転倒した二人だけにこういうシーンはひやひやする。

8週目以後三つ巴の戦いを演じてきた、ロレンソ、マルケス、ペドロサだが、順位の変動が無く静かな戦いが進む中、雨が降ってきた。残り9周、コース各所で白旗が降られるという難しい展開になっていく。

同時にマルケスがロレンソの前をうかがいはじめる。
雨の経験が少ないマルケス・・・危なっかしいが、頑張ってほしい。
仕掛けどころはどこか?
残り7周、ロレンソとマルケスの熾烈なバトルが始まった。
と思ったら、マルケスあっさり抜いた!
コーナリングで小気味よく前のロレンソをパスするマルケス、速すぎるやろ!

残り5周、ロレンソまだついていくが、つききれない。3番手のペドロサとの間で走りづらそうな印象。と、思ったらロレンソ、するするっとマルケスを抜き返す。
残り4周でマルケスが抜き返す。
3番手で見守るペドロサが不気味な存在だ。

勝負はまったくわからない。マルケス、ロレンソ、ペドロサ、誰が勝ってもおかしくない。

そうこうしているうちにペドロサがロレンソの後ろをつつきだす。
残り3周、ペドロサがロレンソをパス。 はたしてマルケスに追いつくか??
残り2周でギャップは0.5秒。

ファイナルラップ突入、以前ギャップは0.5秒。
マルケス、史上記録見えたか?? それともペドロサの逆転ドラマはあるのか?

最終セクション、マルケスが後輪を大きくスライドさせながら通過!
ゼッケン93番、マルク・マルケスがトップでチェッカフラッグを通過した。数々の史上最年少記録とともに・・・

これでマルク・マルケスは史上最年少4連勝記録を51年ぶりに更新、ルーキーで年間5勝は史上初だ。

なによりも肘をすりながら攻め続けるそのライディングが格好良すぎる!

勝負強さ、スピード、そして結果を伴うマルケス。
既にレジェンドの域に達している・・・

僕らはいま、伝説を現在進行形で見ているのだ。

今日は接戦のようで圧勝の様なレースだったように見える。
次戦いはイギリスグランプリ、マルケスの5連勝はあるのか。
地元のカル・クラッチローの活躍にも期待だ。

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ステファン・ブラドルがトップ。同世代マルケスへの挑戦だ!:モトGP チェコグランプリ フリー走行結果 [MotoGP]

近頃好調のステファン・ブラドルが今週末行われるモトGPチェコグランプリの
フリー走行で一位となった。最年少4連勝がかかる注目のマルク・マルケスは間にロレンソ、
ペドロサ、ロッシといった実力者をはさんで5位という結果となっている。

◆マルク・マルケスと同世代、モト2ではマルケスと接戦を演じ、勝ち切ったステファン・ブラドル

ステファン・ブラドルは23歳。2011年にmoto2を制して2012年にmotoGPにステップアップした。moto2で2011年に最終戦までマルケスと熾烈なチャンピオン争いを行い、なんとか勝ち切ってチャンピオンを獲得した。しかしブラドルにはマルケスに勝ったもののマルケスの速さをだれよりも実感し、恐れているひとりと言えるかもしれない。
なぜならチャンピオンをとった2011年のレースではブラドルはトップを走っている時には頻繁に背後を振り返り、後ろをはしるライバル達との距離を確認していたからだ。特にレースの要所でものすごいチャージをしてくるマルケスの影は鬼気迫るものがあったはずだ。

そして今シーズン、一年遅れてステップアップしてきたマルケスに対して現状大きく水をあけられている。

しかしながらブラドルの最近の走り、特にドイツGPあたりからの予選の早さは光っているし、USグランプリではキャリア初の表彰台も獲得した。

いま非常に乗れていると言っても良いブラドルの予選、決勝での走りに期待だ。
もちろん僕はマルケス押しなのでマルケスの
4連勝がみたいが、ラグナセカの時のようなブラドルのトップを脅かす走りも見てみたいのだ。

予選は間もなくブルノサーキットで始まる。
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マルク・マルケスが速すぎる。僕がまたMotoGPに夢中になったわけ。 [MotoGP]

ぼくはいまマルク・マルクスに完全に「やられて」いる。
最近モータースポーツから心が離れ気味だった僕だったが、今シーズンのマルク・マルケスの活躍、というかその速さと、ここ数戦での大活躍に完全に心がもっていかれているのだ。

◆僕にとってのスター不在のシーズン

僕はもともとケイシー・ストーナーのファンだったのだが、昨年の引退発表そしてインディアナポリスGPでの転倒骨折でチャンピオン争いから離れてから特に熱い気持ちで応援する選手もおらず、惰性でGP観戦をしていた。

Moto2クラスで圧倒的な強さで優勝し、ホンダのワークスに大抜擢された20歳のマルク・マルクスももちろん2013年活躍するであろうとは思ったが、ダニ・ペドロサ、ホルヘ・ロレンソ、YAMAHAに復帰したロッシといった面々を相手に簡単に勝たせてはもらえないだろう、と思っていたのだ。

空けた2013年の開幕戦、優勝はホルヘ・ロレンソがきっちりと持って行った。

僕は昔からHONDAのファンなので、今年もなんだかんだペドロサとロレンソが競って、結局ロレンソがチャンピオンになる、つまらないシーズンになるのかなぁ・・・と思った。

◆新星マルク・マルケスは想像以上。すごすぎる!

ところが、マルク・マルケスの大活躍である。
早々に第2戦でフレディ・スペンサーの記録を30年ぶりに塗り替えて史上最年少優勝を達成。
もちろん今年優勝争いはすると思っていたが、ここまであっさりと初優勝してしまうとは・・・

確かに昨年Moto2で圧倒的な強さを見せたマルク・マルケスだった。その速さは最後尾スタートからあっさり優勝するなど文句のつけようのない実力を見せつけていた。
華奢な体型のマルク・マルケスは大排気量のMotoGPクラスではMoto2のマシンのように自由にマシンを振り回すことはできないであろう、というのが僕の考えだった。

ところが、あのマシンをとんでもない角度に倒し、肘をすりながら走る姿や、意外性のあるラインを小気味よいテンポで通り抜きながらライバルをオーバーテイクしていくマルク・マルケスの姿は、正直格好が良すぎる。

◆そして3連勝

マルク・マルケスの初年度からのチャンピオンもあるかもしれない。多くの人にそう思わせたのがシーズンなかば、ドイツGPからの3連勝だろう。僕もこの3連勝で完全にマルク・マルケスに魅了された。とくにラグナセカのコークスクリューでロッシをオーバーテイクしたシーンは圧巻だった。
この3連戦についてはこんどこのブログでも何か書きたいと思う。

独特のライディングスタイル、ファンタスティックなレース運び、勝負強さ、そして結果が伴っていること、どれをとっても人を魅了するに十分なライダーの登場が本当にうれしい。このルーキーの登場でMotoGPが強く活気づいているのを感じる。そしてぼくにとってはスター不在のMotoGPにあたらしい新星、ニュースターがあらわれたようでとてもうれしく感じているのだ。

今週末のチェコGP、もし最年少4連勝記録を樹立ということになれば、51年ぶりのこととなるそうだ。
レースが待ち遠しい。
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